あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
服を脱がせてもらおうと思ったみくるは、
ゆっくり体を起こしベッドの端に座ると、
真正面にいた聖人が、抱き付くようにして
背中にあるワンピースのファスナーを下ろした。


『恥ずかしく、ないのか?』

『……恥ずかしぃけど、私の全部…聖人さんの
ものですょね…』


みくるは聖人の腕を掴んで立ち上がると、
ワンピースはするりと床に脱げ落ち、
フラついた体を聖人は咄嗟に抱きしめた。

『ごめん……もう少し、このまま抱きしめてても』

『…ダメです』

『…え?』

『このままじゃ、ダメです……』


そう言って聖人の顔を見上げたみくるは、
肩に手を乗せ背伸びをし、キスをした。
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