あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
聖人の言うことを聞いて部屋に戻ると、
ちょうど母が玄関の鍵を開けようとしていた。
『あら!いたの!?インターフォン鳴らしても
出ないから………みくる、何かあった?』
『ううん…何も』
と言っても、泣き腫らした目で嘘はつけない。
『とりあえず、寒いから入ろう!』
みくるが予定より早く退院したいと言って帰ってしまったと、父から聞いた母が様子を見に来た。
『温かいココアいれてあげるね』
『…うん……。ぉ父さん、怒ってた?』
『どうして?急に退院したから?』
『うん』
『お父さんがみくるに怒る事なんてもうないでしょ、大人なんだから。子供の頃は、あれこれ
よく注意してたけどね。』
『うん……心配だからだよね。私がすぐ死にそうになるから。聖人くんも、そう思っていっぱい無理して…我慢してるのかな』
『無理とか我慢とは違うと思うわよ。
大事に想ってるだけ。みくるの事が好きだから』
みくるは温かいココアを飲みながらまた涙を流し母はそれ以上何も言わず、ただそばで見守った。
ちょうど母が玄関の鍵を開けようとしていた。
『あら!いたの!?インターフォン鳴らしても
出ないから………みくる、何かあった?』
『ううん…何も』
と言っても、泣き腫らした目で嘘はつけない。
『とりあえず、寒いから入ろう!』
みくるが予定より早く退院したいと言って帰ってしまったと、父から聞いた母が様子を見に来た。
『温かいココアいれてあげるね』
『…うん……。ぉ父さん、怒ってた?』
『どうして?急に退院したから?』
『うん』
『お父さんがみくるに怒る事なんてもうないでしょ、大人なんだから。子供の頃は、あれこれ
よく注意してたけどね。』
『うん……心配だからだよね。私がすぐ死にそうになるから。聖人くんも、そう思っていっぱい無理して…我慢してるのかな』
『無理とか我慢とは違うと思うわよ。
大事に想ってるだけ。みくるの事が好きだから』
みくるは温かいココアを飲みながらまた涙を流し母はそれ以上何も言わず、ただそばで見守った。