あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
みくるに邪魔者を寄せ付けない聖人の必死な態度に、小山はだんだん申し訳なくなってきていた。

『……柊…もう分かったよ。何もしないから
安心しろ』

『ぁ?』

『いっつもお前に敵わないから、仕返しのつもりだったけど…みくるちゃんは俺になんて興味ないんだから』

『……敵わないってなんだよ』

『とりあえず女はいいとして、友達はいなくなったら困るしな』


小山はまた捨て台詞のようにそう言って
仕事に戻っていった。
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