あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
『んぅ~………ん?…ゴホン…』

みくるは重い瞼を開けると体は重苦しくて、
息も少し苦しくて、何故か右腕も重たい。

よく見ると、聖人がみくるの腕を枕に寝ていた。


『んふ…ねてる……ゴホ、』

『ん…あっ!みくる!気付いた?』

『聖人くんも、気づきましたね…』

『良かった……本当、バカみたいな事して…』

『だって、バカなので…コホッ。
でも…私には、救世主がぃるから…』

『みくるは、死ぬまで俺に付いていくって
言ったよな?』

『はい』

『俺の命じるままに…』

『はい』

『……じゃあ、俺と結婚しろ!!
死ぬまで俺のそばで俺の言う事聞くんだぞ!!』

『ぇ……は、はい!』

『よ~しよしよし!!救世主は、何があっても
絶対みくるの事助けるからな!』

『はぃ!!』

嬉し涙を流すみくるの頭をくしゃくしゃ撫でて、
安堵の涙を流す聖人の頭をくしゃくしゃ撫でた。

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