あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
母は半分驚き半分呆れていた……

『結婚だなんてお母さんも聞いてなかったし、
ましてやお父さんに報告するにはタイミングって
ものがあるでしょ……』

『ごめんなさぃ…だって、嬉しかったから…
まさかまたお父さんが隣に入院しちゃうなんて
思わなかったんだもん…』

『すみません、まさか昨日プロポーズして
今日院長に伝わってしまうとは……僕の見通しが
甘かったのが悪いんです…』

『それにしても、みくるが結婚するなんて…
柊先生も思いきった事するわね。ふふっ』

『はは……。あの、院長には…』

『もう言っちゃったからどうしようもないけど、
私からも言っておくから大丈夫よ!それに、寂しいだけで反対なんてしないから。』

『はい…僕も日を改めてご挨拶したいので』

『ゴホゴホ、みんな……嬉しくなさそう…』

そう言うとみくるはいつものように布団に
潜ってしまった。

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