あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
隣の病室にも布団に潜って出てこない人がいる……

『…お父さん……体調はいかが??』

『最悪だ…』

『じゃあ柊先生に診てもらいましょうか??』


母は少し意地悪をしてみた。

『結構です。』

『けど私達これから年を取ったら柊先生とみくるにお世話になるのよ』

『世話になるつもりはない!みくるはいつまでも
子供なんだよ…』

『あら!みくるはもう、立派な大人よ。
柊先生が成長させてくれたんだから。そろそろ
私達も子離れしないとね。』

『………』


父は諦めたのか、ゆっくり布団を捲り出てきた。

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