あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
両親への挨拶を済ませて、無事結婚の承諾を得た2人は、みくるの家で生活を始めた。
何故なら…2人が出逢った屋上があるから。
フェンスを越えたあの危ない場所にはもう座っていない。
聖人がとっておきの場所を見つけてくれた。
『ここからも、夜景が綺麗に見えるなんて知りませんでした!』
『ここなら安全だからな。もうフェンスの向こうに行ったらダメだぞ』
『はい。………聖人くん…私はいつもここに来て、
今日も生きてたなぁって思ってて。でもそれは
生きてて良かったぁじゃなくて、生きててしまったって意味で………』
聖人はみくるの涙を指でサッと拭い、黙って
話を聞いていた。
『……聖人くんに初めて会ったあの日も、
「今日も生きててしまったなぁ」って思って…
あれは、勘違いじゃなかったんです。
私はあの時、あと1歩踏み出そうとしてて…
けど聖人くんが助けてくれたから、私は今生きてて、すっかり毎日が楽しくなりました。』
『それは俺も一緒だよ。自分の事しか考えられなかった俺が、初めて誰かの為に生きるようになって、すっかり楽しくなったんだから。
あの時みくるを助ける事が出来て、
みくるが生きてて、本当に良かった。』
2人が微笑んで抱き合うと、一瞬で心も体も
暖かくなる。
『私の救世主は、私をお嫁さんにしてくれて、
私はすっごく幸せです!ありがとう、聖人くん』
何故なら…2人が出逢った屋上があるから。
フェンスを越えたあの危ない場所にはもう座っていない。
聖人がとっておきの場所を見つけてくれた。
『ここからも、夜景が綺麗に見えるなんて知りませんでした!』
『ここなら安全だからな。もうフェンスの向こうに行ったらダメだぞ』
『はい。………聖人くん…私はいつもここに来て、
今日も生きてたなぁって思ってて。でもそれは
生きてて良かったぁじゃなくて、生きててしまったって意味で………』
聖人はみくるの涙を指でサッと拭い、黙って
話を聞いていた。
『……聖人くんに初めて会ったあの日も、
「今日も生きててしまったなぁ」って思って…
あれは、勘違いじゃなかったんです。
私はあの時、あと1歩踏み出そうとしてて…
けど聖人くんが助けてくれたから、私は今生きてて、すっかり毎日が楽しくなりました。』
『それは俺も一緒だよ。自分の事しか考えられなかった俺が、初めて誰かの為に生きるようになって、すっかり楽しくなったんだから。
あの時みくるを助ける事が出来て、
みくるが生きてて、本当に良かった。』
2人が微笑んで抱き合うと、一瞬で心も体も
暖かくなる。
『私の救世主は、私をお嫁さんにしてくれて、
私はすっごく幸せです!ありがとう、聖人くん』