あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
みくるは5歳の時、免疫不全症という病気が原因で高熱を出して昏睡状態に陥り、髄膜炎を発症してしまった。
一命は取り留めたものの、軽度の知的障害と
右足に軽い麻痺が残ったのだった。
父は、自分の娘の病気に早く気付けなかった事を今でも後悔している。
*****
みくるの涙が落ち着いた頃、部屋に父と母が揃ってやってきた。
『院長!お疲れ様です』
『平井先生ありがとう。みくる、また先生に
甘えて泣いてたのかぁ?』
『甘えてないもん。私もう大人だもん』
『え?大人?そうは見えないけど……』
『これからもーっと大人になるんだから!』
『それは楽しみね~』
父も母も、みくるがいつまでも子供だったとしても、笑顔で生きていてくれればそれでいいと、
心から願っていた。
一命は取り留めたものの、軽度の知的障害と
右足に軽い麻痺が残ったのだった。
父は、自分の娘の病気に早く気付けなかった事を今でも後悔している。
*****
みくるの涙が落ち着いた頃、部屋に父と母が揃ってやってきた。
『院長!お疲れ様です』
『平井先生ありがとう。みくる、また先生に
甘えて泣いてたのかぁ?』
『甘えてないもん。私もう大人だもん』
『え?大人?そうは見えないけど……』
『これからもーっと大人になるんだから!』
『それは楽しみね~』
父も母も、みくるがいつまでも子供だったとしても、笑顔で生きていてくれればそれでいいと、
心から願っていた。