あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
『先生!!みくるちゃんに怪我は!!??』


蘭子が部屋に入ってきてすぐ、聖人に状況を確認した。

『足と手に擦り傷程度だから大丈夫だと…』

『見せて!!出血してる……急いで!!
消毒持ってきて!!!』


擦り傷だけなのに、蘭子が慌ててもう1人の
看護師に指示を出しているのを見た聖人は
不思議に思った。

『そんな大した傷じゃないですよ』

『みくるちゃん、免疫不全なんです!!
今、感染症起こしやすい状態だから、傷口から
ウイルスが進入したら大変な事に!!』

『えっ!?そうだったのか!!
抗生物質は!?病院連れてった方が早いかな!』

『さっき警察に通報して、今日の健診はとりあえず中止になったので、病院に運んだ方がいいかもしれませんね』

『…ごめんなさぃ………ぉ父さんとぉ母さんに
怒られるかも……』

『大丈夫!みくるちゃんは悪くないんだからね』


落ち込むみくるを蘭子は慰め急いで消毒をした後、聖人が病院まで付き添う事になった。

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