あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
『わるい!うるさかったよな……』

『ん…先生、どうしたんですか?』

『ぁ…様子を見に来たの、起こしちゃって
ごめんなさいね…』

『ぁれ…聖人さんも、まだぉ仕事ですか?…んぅ…
2人とも寝なぃと…………ダメ、ですょ……』


寝言の様に2人を気遣い、また眠りに付いた。

そんなみくるの様子を見て、優しく微笑みながら
布団を掛け直す聖人の表情は、これまで葵も見たことがない。


『じゃあ…あとよろしくね』

『おぅ』

2人の関係を理解出来ないまま、葵は病室を
出ていった。
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