あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
感情を爆発させるみくるを初めて見た聖人は、
驚きと同時にみくるの本心が垣間見れた気がして、ほんの少しだけ安堵していた。

今はそっとしておこうと、聖人は肩を落とし病室を出た時、神田先生と平井先生が慌てて向かってきていた。

『あっ!柊先生!みくるちゃん怪我したって連絡が、』

『一応処置は済んでますが……今はそっとしておいた方がいいかもしれません…』

『え!?柊先生でもダメなのか!?』

『はぃ……枕が………飛んできました』

『あちゃぁ……じゃあ、ここはプロに任せて!
平井先生、お願いしますよ!!』


神田先生と聖人は平井先生に熱い視線を送る。

『……そうなりますよね…』


平井先生は意を決して病室へ入っていった。


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