あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
みくるの事が気になり、家には帰らず医局で
パソコンに向かっていた聖人の所へ、平井先生が訪ねて来た。

『柊先生、やっぱりまだいたか!』

『平井先生!お疲れ様です。どうでしたか?』

『もう大丈夫。だといいんだけど……
みくるはさ、小さい時から自分が周りと少しだけ違うって認識出来ちゃってたんだよ。そこを理解出来るのが凄く辛い事なんだろうな…』

『分かる事と分からない事で、苦しんでるんで
しょうか……』

『そうかもしれないけど、1つだけはっきり
分かってる事があるはずだよ』

『え?1つだけ…』

『ここから先は柊先生じゃないとダメだから、
よろしく頼むよ!!』

『ぁ……え!?はいっ、』


平井先生はやりきった表情で医局をあとにした。


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