あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
まだいじけているかもしれない……
また枕が飛んでくるかもしれない……
それでも聖人はみくるの所へ向かっていた。
病室が近付くにつれ、歩くスピードは徐々に上がる。

息が荒くなる程急いで、ドアをノックすると
『ぁ…入っちゃダメ』と声が聞こえたが、
いじけていようが構わない!
俺は今すぐミルクに会いたいんだ!
と想いを抑えきれずにドアを開けた。


『ミルク!!………ぁ……』


『ダメって、言ったのに…』


するとそこには上半身キャミソール姿のみくるが
脱いでいた途中のパジャマで必死に胸を隠し
恥ずかしそうに下を向いて立っていた。
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