あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
『みんな見てますね……聖人さんは、私と歩いてて嫌じゃないですか?』
『嫌なら堂々と手繋いで歩いたりしないよ。
ミルク、裏の公園まで歩ける?』
『ぁ…うん、けど外に出てもいいのかな…』
『大丈夫!俺が付いてるから』
久しぶりに外の空気を思いっきり吸い込むみくるは、とっても気持ち良さそうだった。
そして2人は公園のベンチに並んで座り一休み。
『ここ、小さい頃によく来てたなぁ』
『入院してた時?』
『はぃ…私が、みんなと違う人間になった時。
なんとなく、覚えてるんです。目が覚めた時の
おかしな感覚が……頭も体も、変わってしまって。
すっごく怖かったの…』
聖人に肩を抱き寄せられたみくるの目からは、
静かに涙が溢れ落ちた。
『嫌なら堂々と手繋いで歩いたりしないよ。
ミルク、裏の公園まで歩ける?』
『ぁ…うん、けど外に出てもいいのかな…』
『大丈夫!俺が付いてるから』
久しぶりに外の空気を思いっきり吸い込むみくるは、とっても気持ち良さそうだった。
そして2人は公園のベンチに並んで座り一休み。
『ここ、小さい頃によく来てたなぁ』
『入院してた時?』
『はぃ…私が、みんなと違う人間になった時。
なんとなく、覚えてるんです。目が覚めた時の
おかしな感覚が……頭も体も、変わってしまって。
すっごく怖かったの…』
聖人に肩を抱き寄せられたみくるの目からは、
静かに涙が溢れ落ちた。