あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
『手、冷たくなってきたな。戻ろうか』

『もう少し、2人でいたぃ…』

『風邪ひいたらデート出来なくなるぞ!
まだ一緒にいれるからそんな顔するな』

『はぃ…』

『じゃあ病院にあるカフェに行こうか』

『行きます!』


2人で院内にあるカフェに入り、温かい飲み物を飲みながら、みくるはじーーっと聖人を見つめている。

『そんなに俺の顔見てて面白いか?』

『信じられないんです。聖人さんとデートしてるのが。ここにいるのは本当に聖人さんですか?』


すると聖人は顔を近付けて、みくるの手を自分の頬にあてた。

『どうだ?ホンモノか?』

『は…はい。ホンモノの、聖人さんでした』


みくるは聖人の頬に触れて、
聖人はみくるに触れられて、
2人は思わず照れ笑い。

周りの視線なんて、もう感じる事もなくなっていた。

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