あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
そろそろ部屋に戻ろうとした時、スマホが震えている事にみくるは気づいた。

『はい!聖人さん?』

『ミルク、今どこ?』

『今は、外です…』

『風邪ひいたら大変だっていつも言ってるだろ!
早く部屋に戻って…』

『聖人さん………怒ってますか…?』

『いや、怒ってるんじゃなくて、ミルクの事が
心配だから、』

『私は、聖人さんに会いたくて……
でも会えないから、寂しくて。
こんなの初めてで、どうしていいのか…
分からなくて……グスン…』

『ミルク……ごめんな。けど、とりあえず部屋に
入りなさい。ミルクに何かあったら、俺は…
どうしていいのか、分からなくなる……』

『……そうなんですか…?』

『そうだよ。ミルクが大事なんだから』

『分かりました………
じゃあ、後で夢に出てきてくださいね!』

『ぇ…?いやぁ……それは俺の力じゃどうにも…』

『絶対ですよ!!』

『あぁ、分かったよ。』


想いを伝え合い、安心した2人。

みくるは夢で会えることを願いながら……
聖人はみくるの夢に登場出来る事を願いながら……
夜は更けていった。
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