あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
迎えに来た聖人が車から降りてきた瞬間、
みくるは駆け寄り思いきり抱きつくと、
聖人も両手で包み込むように抱きしめた。

『んぅぅ~~ん』

『なに唸ってるんだ??』

『ぅ…嬉しいと、声に、ならなぃんです…』

『ふふ。いい子で待ってたか?』


すると聖人の顔を見上げたみくるは、嬉しそう
なのに何故か少しだけ辛そう…

『…いい子でずーっと待ってたので、
お腹が、ぺこぺこです……』

『ずーっとって、いつから!?』

『朝、聖人さんから連絡来てから、楽しみすぎて
…何も食べれませんでした……』

『えっ!?薬は!?』

『ぁ………ぇへ……』

『ぇへじゃないよ!とりあえず何か食べないと。
あっ!上の店でいいか??』

『はい!聖人さんと一緒ならどこへでも!』


2人は健診センターの上にある居酒屋に入った。


< 90 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop