私の罪
でも今はなんでこんなにも若い男の子たちに目が行くんだろう。

一時でも、中学生の男子と縁を持ったから若い子たちを意識するようになったのだろうか。

私はイヤフォンを取り出し無理やり耳の中につっこむとミュージックで頭の中が満たされるようにノリノリの状態で用事の場所に向かった。

ーーーーー

用事が済むと私はスタバに来て、抹茶フラペチーノを頼んだ。

抹茶フラペチーノを受け取り、椅子に腰掛ける。

ずっと見ていなかった携帯を取り出す。

すると懐かしのカカオにメッセージが入ってるのが見えた。

「え、誰だろ」

よく目を凝らして見る。

「え！？」

そこには「りょう」と書いてあった。

「え！？？」

彼のメッセージには「やっぱりさくらに会いたい！！」と書かれていた。

突然のメッセージに驚いたものの、私はあくまでも冷静さを保ちながら「どうしたの？彼女さんは？」と返信した。

絶望の淵まで落とされた私の淡い期待がまさに今ここで復活しようとしていた。

彼からすぐ返事が届いた。

「まだ別れてない」

という文字に大きく落胆した。

「じゃぁ、ダメじゃん！彼女さんを大事にしなよ」そうメッセージを送ると「だって彼女といてもそんな楽しくないんだもん。さくらがいい！」と彼から返信がきた。

嬉しいけど、そりゃ嬉しいけど・・・。

嬉しいのに私の心は複雑だった。

「もう私のことは忘れなよ」

本当はこんなこと言いたくないけど、突き放さないと彼女さんに悪いと思った。

けど、りょうはそれでも「やだ！さくらに会いたい！」と一点張りだった。
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