ささやきはピーカンにこだまして
第11章『はーふびたーSixteen』
昨日、中間試験が終わった。
結果がまったく気にならないわたしには、この試験休みも、いつもと同じ土曜、日曜。
母さんは『ま、上位30%に入ってれば学部も選べるものね』って笑っていてくれるし。
二紀みたいに、早生まれの屈辱がトラウマになって、いつも1番じゃなきゃ気がすまない人間にも成長しなかったしね。
二紀は実は努力家さんで。
かわいらしい見た目を維持するために美容法まで研究して、わたしよりよっぽど女子力は高いし。
学力だってトップを維持するために、きちんと勉強をして、それを努力だとも思ってない。
そういうところは、ちょっと準と似てるのかな?
ただ、やるべきことをやる。
やりたいと思ったことはあきらめない。
そのために努力するのは呼吸をするみたいにあたりまえだけど、たぶん他人を巻きこむことも知っているから、団体行動には興味がないタイプ。
結果がまったく気にならないわたしには、この試験休みも、いつもと同じ土曜、日曜。
母さんは『ま、上位30%に入ってれば学部も選べるものね』って笑っていてくれるし。
二紀みたいに、早生まれの屈辱がトラウマになって、いつも1番じゃなきゃ気がすまない人間にも成長しなかったしね。
二紀は実は努力家さんで。
かわいらしい見た目を維持するために美容法まで研究して、わたしよりよっぽど女子力は高いし。
学力だってトップを維持するために、きちんと勉強をして、それを努力だとも思ってない。
そういうところは、ちょっと準と似てるのかな?
ただ、やるべきことをやる。
やりたいと思ったことはあきらめない。
そのために努力するのは呼吸をするみたいにあたりまえだけど、たぶん他人を巻きこむことも知っているから、団体行動には興味がないタイプ。