声と性癖
15.やると言ったらやる
そして、迎えた研修最終日。
結衣が研修室に入ると、髪をスッキリと切った藤川が緊張した面持ちで、座っていた。
「おはよーございまーす。あ、藤川さん、髪切ったんですね。すごく、似合ってる。」
「ホントですか?」
結衣が声を掛けて褒めると、照れた様子の藤川だ。
研修生のみんなも口々に、でしょー!と言っていた。
それを聞いて、藤川はさらに照れている。
結衣は微笑ましくその様子を見ていた。
一人の離脱者も出さずに研修を終われた結衣は、心から安心したのだ。
今日はセンターの上席や、今回の研修生を含め、打ち上げが行われる。
研修期間中は、土日休みではあったものの、レポートの作成や研修の準備、報告書の作成などがある。
そのため、結衣と涼真は相変わらず、会うことが出来なかったのだが、研修が終わったら会おうと約束をしていた。
それも結衣は励みにして、頑張っていたのだ。
打ち上げに入る前に、研修が無事終わったことと、今日は打ち上げがあることを、涼真に連絡すると、終わった頃に迎えに行きます、と返事が帰ってきた。
結衣が研修室に入ると、髪をスッキリと切った藤川が緊張した面持ちで、座っていた。
「おはよーございまーす。あ、藤川さん、髪切ったんですね。すごく、似合ってる。」
「ホントですか?」
結衣が声を掛けて褒めると、照れた様子の藤川だ。
研修生のみんなも口々に、でしょー!と言っていた。
それを聞いて、藤川はさらに照れている。
結衣は微笑ましくその様子を見ていた。
一人の離脱者も出さずに研修を終われた結衣は、心から安心したのだ。
今日はセンターの上席や、今回の研修生を含め、打ち上げが行われる。
研修期間中は、土日休みではあったものの、レポートの作成や研修の準備、報告書の作成などがある。
そのため、結衣と涼真は相変わらず、会うことが出来なかったのだが、研修が終わったら会おうと約束をしていた。
それも結衣は励みにして、頑張っていたのだ。
打ち上げに入る前に、研修が無事終わったことと、今日は打ち上げがあることを、涼真に連絡すると、終わった頃に迎えに行きます、と返事が帰ってきた。