声と性癖
「冷静になれない。結衣さんが可愛くて。全てを僕のものにしてしまいたくて。すごく、色っぽいですよ。それに、とても感じているみたいだ。こんなに酷くされてるのに……」
涼真が下着の上から、結衣の濡れているところを指でなぞる。

ぬるっと、濡れた感触が自分でも、分かる。
「う……そ。」
涼真のくすっと笑う声。
「うそなんか、つきません。下着が透けて、ほら……」

狭間でたっぷりと濡らした指を、今度は花芽に擦るようにされる。
敏感なところを強くされて、結衣は身体がびくんっと跳ねてしまった。

「ね?そんなにびくん、て震えて反応してる。それにすごく濡れてて、もう溢れそうですよ。」
「あ……や、そんなこと、言っちゃ……や。」

「この前、自分で指入れましたよね。どうでした?イクとき、中がきゅうっとしたの、分かりましたか?あの時、指1本だったでしょう?ちゃんと、結衣さんの気持ちいいところまで、届いた?今日は僕が入れてあげますね。」

大丈夫、奥の気持ちいいところまでちゃんと触ってあげるから。
「結衣さん、今日は声を抑えるなんて、許さないから。」
「あ……」
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