声と性癖
「んっ、結衣さん……今の、もしかしてイった?持っていかれるかと思いました。ヤバ……。僕、動いていいですか?」
待って、と言う声はもちろん聞こえていないし、仮に聞こえていても、今の熱く上擦った声の涼真にはきっと聞いてもらえない。
「は……あっ、すご、結衣さんのナカ……イッたせいかな、すごく濡れていてぐちゃぐちゃだし、柔らかいのに、包み込まれるみたいでダメだ。結衣さんもっと、もっとしたい。」
結衣はシーツを引っかくようにして、ぎゅっと掴む。
涼真がそれに気づいて、上から手を握ってくれた。
容赦なく追い上げても、決して結衣を一人にはしない。
酷くしているようで、本当に嫌なことは絶対しない。
大事にされている……。
「涼真……さん……」
「ん?」
涼真の熱に浮かされたような顔は、決して普段誰にも見せない顔だ。
結衣に、結衣だけに見せる顔。
「腰が……蕩けちゃいそうです……」
一瞬目をみはった涼真は、優しく笑って結衣を仰向けにする。
「可愛いこと言いますね。やっぱり、最後は顔見てしたいかな。」
「でも、声、や……。」
「僕も結衣さんの声は独り占めしたいから。じゃあ、キスで封じてあげますよ。それなら、いいでしょう?」
待って、と言う声はもちろん聞こえていないし、仮に聞こえていても、今の熱く上擦った声の涼真にはきっと聞いてもらえない。
「は……あっ、すご、結衣さんのナカ……イッたせいかな、すごく濡れていてぐちゃぐちゃだし、柔らかいのに、包み込まれるみたいでダメだ。結衣さんもっと、もっとしたい。」
結衣はシーツを引っかくようにして、ぎゅっと掴む。
涼真がそれに気づいて、上から手を握ってくれた。
容赦なく追い上げても、決して結衣を一人にはしない。
酷くしているようで、本当に嫌なことは絶対しない。
大事にされている……。
「涼真……さん……」
「ん?」
涼真の熱に浮かされたような顔は、決して普段誰にも見せない顔だ。
結衣に、結衣だけに見せる顔。
「腰が……蕩けちゃいそうです……」
一瞬目をみはった涼真は、優しく笑って結衣を仰向けにする。
「可愛いこと言いますね。やっぱり、最後は顔見てしたいかな。」
「でも、声、や……。」
「僕も結衣さんの声は独り占めしたいから。じゃあ、キスで封じてあげますよ。それなら、いいでしょう?」