声と性癖
「ん?」
ベッド脇に座って、首を傾げる結衣が、
「涼真さんは風邪を引いてるから、安静にしましょう。」
そう言って、涼真をベッドに押し倒す。

「え……結衣……さん?」
「涼真さんは、起きちゃダメ。」
結衣が涼真の頬を撫でる。
その仕草はとっても、セクシーで普段の結衣と全く違う。

いち早く立ち直った涼真は、この状況を楽しむことにしたのだ。
状況を把握した結果、それがいちばん間違いがないと判断した。

「ね?したい?」
甘えたような声で、結衣が言う。

はぁ……すっごく、可愛い。
佐野さん、すみませんね。
心の中でそう言って、
「したいな。」
涼真はそう答えた。

「涼真さんは、動いちゃダメだからぁ、私がしますね?」
こてんと首を傾げて、ふわりと笑った結衣が、涼真の足の間に座る。

そうして結衣はジャージの上から、両手で涼真の股間に触れた。
「……っ!」

「んん?少し、おっきくなりました?」
「ふっ……、そんな姿の結衣さんが触ってくれたら、大きくなりますよね?」
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