声と性癖
「綺麗です。きめ細かくて、さらりとした肌、大きな瞳、ゆるりとした髪、時折、耳にかける仕草も。顔立ちも好みです。子供っぽくもなく、色気がありすぎもしない。逆にその曖昧なバランスに色っぽさを感じられる。
あと、背筋が伸びていて、姿勢がとてもいい。」
蓮根は結衣の、背中にふっと、触れて、そのまま、髪を指で掬って髪にキスをする。
結衣を見つめたまま。
「声しか知らなくて、がっかりしたかもしれないですよ。」
「いいえ。現実のあなたは想像以上でした。」
気付いたら蓮根は、片肘をカウンターに乗せ、身体を完全に結衣に向けている。
近いなぁ…。
「蓮根先生…聞いてほしいことって…。」
「はい。」
蓮根は眉を寄せ、キュッと唇を噛みしめた。
端正な顔立ちなので、少しだけ表情が動くだけでも、印象がガラッと変わるのだ。
そんな表情には、さすがに結衣もくらりと来る。
顔が綺麗って万能なのね…。
「最初は声に惹かれました。そして、今日お会いして、ぜひとも、もっとお話をしたいと思った。また、会ってもらえませんか?」
「あの、私地方にいるので。」
最初は、コルセンが地方にあることを、残念に思っていたが、この際、それを考え出したのは誰かは知らないが心から感謝したい。
ありがとう!
知らない人だけど!
「では、会いに行きます。」
「先生!お忙しいですよね!」
「あなたに会えるなら、どこにでも行きます。」
手をキュッと繋がれる。そして、真っ直ぐな瞳。
「あ…の、お会いしたの、今日が初めてですよね。」
「でも、お互い存在は知っていた。ロマンティックじゃないでしょうか…。」
うっとりしないで……。
あと、背筋が伸びていて、姿勢がとてもいい。」
蓮根は結衣の、背中にふっと、触れて、そのまま、髪を指で掬って髪にキスをする。
結衣を見つめたまま。
「声しか知らなくて、がっかりしたかもしれないですよ。」
「いいえ。現実のあなたは想像以上でした。」
気付いたら蓮根は、片肘をカウンターに乗せ、身体を完全に結衣に向けている。
近いなぁ…。
「蓮根先生…聞いてほしいことって…。」
「はい。」
蓮根は眉を寄せ、キュッと唇を噛みしめた。
端正な顔立ちなので、少しだけ表情が動くだけでも、印象がガラッと変わるのだ。
そんな表情には、さすがに結衣もくらりと来る。
顔が綺麗って万能なのね…。
「最初は声に惹かれました。そして、今日お会いして、ぜひとも、もっとお話をしたいと思った。また、会ってもらえませんか?」
「あの、私地方にいるので。」
最初は、コルセンが地方にあることを、残念に思っていたが、この際、それを考え出したのは誰かは知らないが心から感謝したい。
ありがとう!
知らない人だけど!
「では、会いに行きます。」
「先生!お忙しいですよね!」
「あなたに会えるなら、どこにでも行きます。」
手をキュッと繋がれる。そして、真っ直ぐな瞳。
「あ…の、お会いしたの、今日が初めてですよね。」
「でも、お互い存在は知っていた。ロマンティックじゃないでしょうか…。」
うっとりしないで……。