声と性癖
『結衣さんと行きたい。』
蕩けそうに甘い声。
「っ…!」
頬が熱い。
赤くなっている自覚がある。
「分かりました、から。」
『では、また改めて連絡します。楽しみにしていますね?』
ほんっと!どうなってんの?!
むしろ、自分!!
多分、いや絶対好きになれないような人物で、最初はうざっ……とすら思っていて、ヤバい人だと分かっているのに、なぜ、なぜ断れないのか!!
その日は同僚に誘われて、食事に行くことになっていた結衣である。
同じようにリーダーで、結衣より数ヶ月前に入社して配属された名塚莉奈が声を掛けてくれた。
結衣がOKしたので、彼女も
「結衣さんとずっと話したかったの!どこに行こうね?」
と素直に喜んでくれた。
了解した結衣も嬉しくなる。
結衣は転勤なので、社歴は結衣の方が長いけれど、配属は彼女が先輩となるため、なんとなく同僚の中でもバランスが取れており、お互い親近感のある同僚なのだ。
蕩けそうに甘い声。
「っ…!」
頬が熱い。
赤くなっている自覚がある。
「分かりました、から。」
『では、また改めて連絡します。楽しみにしていますね?』
ほんっと!どうなってんの?!
むしろ、自分!!
多分、いや絶対好きになれないような人物で、最初はうざっ……とすら思っていて、ヤバい人だと分かっているのに、なぜ、なぜ断れないのか!!
その日は同僚に誘われて、食事に行くことになっていた結衣である。
同じようにリーダーで、結衣より数ヶ月前に入社して配属された名塚莉奈が声を掛けてくれた。
結衣がOKしたので、彼女も
「結衣さんとずっと話したかったの!どこに行こうね?」
と素直に喜んでくれた。
了解した結衣も嬉しくなる。
結衣は転勤なので、社歴は結衣の方が長いけれど、配属は彼女が先輩となるため、なんとなく同僚の中でもバランスが取れており、お互い親近感のある同僚なのだ。