声と性癖
「結衣さん!」
結衣のマンションの前に高級外車で乗り付け、手を振っている蓮根を見て、ちょっとだけ、引き返したくなる結衣だ。
すっごい、いい笑顔で出待ちしてる…。
「今日も可愛いですね。」
大柄なチェックのフレアスカートとベージュのタートルネックにタイツとブーツ、という至ってシンプルな服装なのだが。
どうぞ、と助手席を開けてくれる蓮根は、変態を除けば完璧な紳士だ。
コート、預かりますよと、とても優しい。
笑顔も素敵だし。
ん?と首を傾げる表情は大人なのに、無邪気できゅん、とする。
「車で1時間くらいですけど、ここ、知ってますか?」
車に乗ると、早速スマホで場所を見せてくれた。
それは景勝地として、有名なお寺だった。
「聞いた事あります。でも行ったことない。」
「じゃあ、ここから。あ、その前に、今日も安全運転しますから、お約束のハグして下さい。」
いつの間にか、ルールにされているし。
なんだか、蓮根がとても幸せそうなので、結衣は、ま、いっか、となりきゅっと抱きつく。
結衣のマンションの前に高級外車で乗り付け、手を振っている蓮根を見て、ちょっとだけ、引き返したくなる結衣だ。
すっごい、いい笑顔で出待ちしてる…。
「今日も可愛いですね。」
大柄なチェックのフレアスカートとベージュのタートルネックにタイツとブーツ、という至ってシンプルな服装なのだが。
どうぞ、と助手席を開けてくれる蓮根は、変態を除けば完璧な紳士だ。
コート、預かりますよと、とても優しい。
笑顔も素敵だし。
ん?と首を傾げる表情は大人なのに、無邪気できゅん、とする。
「車で1時間くらいですけど、ここ、知ってますか?」
車に乗ると、早速スマホで場所を見せてくれた。
それは景勝地として、有名なお寺だった。
「聞いた事あります。でも行ったことない。」
「じゃあ、ここから。あ、その前に、今日も安全運転しますから、お約束のハグして下さい。」
いつの間にか、ルールにされているし。
なんだか、蓮根がとても幸せそうなので、結衣は、ま、いっか、となりきゅっと抱きつく。