声と性癖
時折、ちゅ…という音が車に響く。
結衣は動くことも出来ない。
ひたすらに優しいキスが、気持ちいい。
柔らかくて、優しいバードキスを何度も繰り返している。
良かった、大丈夫そう…と少し安心したところで、その気持ちを読んだかのように、唇を舐められて、上唇を甘噛みされる。
それは、言葉で想像されるものよりも、当然ながら、生々しい感触だ。
唇をなぞる舌の感触。
緊張で、結衣が歯を食いしばり気味に力が入っているので無理に舌を差し入れてくるようなこともせず、唇を重ねたり舐めたり、吸われたりする。
時折きこえる、ちゅ、という水音だけでもドキンとしてしまうくらいだ。
「…は…っ…」
「ん?」
「い、き…、できない…」
「まだ、そんなにしてないのに?」
「そうじゃなくて、…どきどきし過ぎて…酸欠になりそう…」
蓮根は一瞬目を見開く。
「あなたって人は…、どこまで、僕を夢中にさせるつもりですか。」
蓮根だって、とろけそうな表情で、こちらを見てくるクセに。
結衣は動くことも出来ない。
ひたすらに優しいキスが、気持ちいい。
柔らかくて、優しいバードキスを何度も繰り返している。
良かった、大丈夫そう…と少し安心したところで、その気持ちを読んだかのように、唇を舐められて、上唇を甘噛みされる。
それは、言葉で想像されるものよりも、当然ながら、生々しい感触だ。
唇をなぞる舌の感触。
緊張で、結衣が歯を食いしばり気味に力が入っているので無理に舌を差し入れてくるようなこともせず、唇を重ねたり舐めたり、吸われたりする。
時折きこえる、ちゅ、という水音だけでもドキンとしてしまうくらいだ。
「…は…っ…」
「ん?」
「い、き…、できない…」
「まだ、そんなにしてないのに?」
「そうじゃなくて、…どきどきし過ぎて…酸欠になりそう…」
蓮根は一瞬目を見開く。
「あなたって人は…、どこまで、僕を夢中にさせるつもりですか。」
蓮根だって、とろけそうな表情で、こちらを見てくるクセに。