ずっと気づかなかっただけ。
その日4人でダンスサークルに見学に行って、

帰り道にクレープを食べることになって。

クレープを買って、

みんなでお喋りしながら食べる。

「改めまして、結城真白です。今日はありがとう!」

「高木夏海です。」

タケくんはとても面白い人で、

「ほんと、2人の顔面偏差値高すぎだよね。お話しできると思ってなかったー、ラッキー!」

と返ってくる。

なっちゃんはすごい呆れた目を返してたけど、

「高木さんめっちゃタイプで一目惚れしました!付き合ってください!」

と、よくわからない本気が冗談かの告白をする。

え、え!?

どっち、本気なの?

「無理。タイプじゃない。」

なっちゃんが冷たく言い放って、

ハラハラしてると、

タケくんは楽しそうに笑う。

「ほんと、いいキャラしてるし好きだわー。」

なっちゃんはまたまた冷めた目。
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