カフェのイケメン君が私のウソ彼です
「え?そうですか?好きな物聞いた方が早く店、決められるかなって思って。」


「確かにそうかもしれません。好きな物ですか…パスタは結構好きな方ですね。」


「あ、ここの店はどうですか?洋食屋さんですけど。」


ちょうどよく通りかかった店の前で足を止める。
そこのショーウィンドウにはパスタやハンバーグなど、いろいろな洋食が並んでいた。


藤堂さんの同意を得て店内に入る。


まだすいているわけではなかったけれど、待ち時間なく席に座ることができた。


メニューを開く。どれもおいしそう。


「藤堂さんはパスタですか」


「そうしようかと思います。折角なので。」


「じゃ、私もパスタで。」


ページをめくってパスタがついている所を探していると、え、と控えめに驚いた声がした。
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