カフェのイケメン君が私のウソ彼です
「待たせてしまって、すみません。」


「そんなに待ってないよ。もし、私が早く終わってたら手伝ってたし。」


私が引け目を感じないような言葉をかけてくれる。


こういうことが自然にできる人って素敵だな。
思っているだけで、行動できないのが私なんだけれど。


私も急いで荷物をまとめ、茜先輩と一緒に会社を出た。


「そう言えば今日はなにかあったんですか?」


歩きながら先輩に尋ねる。


残業がお互いにあるにも関わらず約束を取り付けたことが気になっていたのだ。


定時で上がれてお互いに予定がない日だけに飲みに行く。
でも今日は半強制的に約束を取り付けられた。


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