カフェのイケメン君が私のウソ彼です
「あのさ、ずっと返信しなくてゴメン。」


「ううん。大丈夫。僕が感情に任せて話したのが悪かったんだから。なんならもう返信来ないかと思ってた。」


「本当にごめん。浩くんは悪くないよ。ずっと優しさに甘えてきた私が悪いから。」


浩くんの申し出を受け入れたことで、私は浩くんの優しさにつかっていた。


「潤はいつだってそうやって自分のせいにするよね。」


「そんなことない。浩くんには協力してもらっておきながら、父にも下田さんにも話してないんだから。」


「協力の話だって僕が持ち掛けたから。そんなことしなかったらある意味前のままでいられたのかも。」


ある意味ってどういうこと?
真意は浩くんにしか分からない。


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