カフェのイケメン君が私のウソ彼です
「あ、着いた。」
立ち止まったのはある飲み屋の前。
え?いつものようなthe・居酒屋って感じじゃない。
おしゃれさがにじみ出ているけれど、オープンな雰囲気が入りにくさを緩和している。
扉を開けて入っていく茜先輩においていかれないようについていく。
茜先輩が出迎えた店員に名前を告げ、席に案内された。
わざわざ予約してくれていたの?なんで?
「なにから飲む?まずはいつも通りにビールでいく?」
いつも通りに決めていく先輩に驚きを隠せない。
やっとのことで、はい、とだけ返事をした。
水を運んできたて店員にすぐに注文をする。
いくつかのつまみも一緒に頼んでくれている。