カフェのイケメン君が私のウソ彼です
少し考えた後、急に笑い出した。
私は意味が分からなくて怪訝な顔になる。


「なんか勘違いしてる?それ、多分僕の姉だよ。」


…………え?お姉さん?


お姉さんいたんんだ。そんなの知らなかった。


「腕組んだりとかそんなこと、するの姉くらいだから間違いないと思う。」


誤解招くようなことしててごめん、っと言われると、なんだか申し訳なくなる。
私の勝手な思い込みだったみたいだから。


「でもいいの?私と付き合ったらめんどうだよ、きっと。家のこととかも含めて考えると。」


「最後にあってからしばらく時間あったでしょ。その間、ずっと考えてたんだよ、どうしたらもう一度一緒にいられるか。」


「一回も連絡くれなかったのに?」


「潤が僕のこと、好きって思わなかったし。あと拒否されるのが怖かったからね。」


ちょっと意地悪な質問をしたことに拗ねている。


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