カフェのイケメン君が私のウソ彼です
「ごめん。もうちょっと待ってね。」


「べつにいいよ。話したいことってここじゃなくて家のほうがいい?」


「ううん。ここでも大丈夫。あのさ、急なんだけど、今度の日曜日、時間とれたりしないよね?」


スマホでなにかを確認した後、ちょっと待っててと言って席を立った。


お互いに休みの日とか早く上がれる日とか知らせるようにしている。浩くんが自分の休みが不定期だから教えてくれるって言ってくれたおかげだ。


それから時間を見つけてはよく合うようになった。
前の時はお互いに遠慮もあったし、私も土日に予定を入れられていたから、金曜日以外で会うことはほとんどなかったんだよね。


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