カフェのイケメン君が私のウソ彼です
私が今望むのは、浩くんと一緒にいることかな。
未来は見えいけれど、それでもいいやって思えるくらいに前向きになれる。


「望むもの、1つだけ見つけた。」


「なに?」


「これからもずっと浩くんの隣で笑っていたい。」


普段だったら恥ずかしくて言えないし言わない。
なぜだか今だったら自分の気持ちを素直に言える気がした。


目を見開いたかと思うとパッと視線をそらされる。


「それはずるいでしょ。」


耳が赤くなり頬が紅潮しているのが分かる。


「浩くん、照れてる。」


「潤のせいだから。無自覚でこういうこと、するから余計だめだよね。」


浩くんの照れた顔も結構好きだなって思って眺めていた。


「もう見ないで。」


そういうと浩くんは私のことを引き寄せ、私の額が浩くんの肩につき、顔を見ることができない。


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