カフェのイケメン君が私のウソ彼です
本当に全部話しちゃったな。
これからどうしよう。
恥ずかしくてもうここには来れない気がする。


今日でこれも飲み納めかな。


そんなことを思いながら、氷で薄まったカフェラテを飲んだ。


飲みながら話をしていたからもうだいぶ減ってしまっている。


「お待たせしました。」


戻ってきた宮くんはサラダを持ってきた。


どうぞ、と言って私の前においてくれた。


「お腹すく頃かなって思って。簡単なものですけど、食べてください。」


確かにお腹すいたかも。
もうそんなに時間がたっていたんだ。


「すみません、用意してもらってしまって。」


「僕が引き留めたんだから。どうぞ、食べてください。」


いただきます、といってフォークを手に取った。


出してくれたのは、豆腐の和風サラダ。
カフェ用のサラダなんだろうな。
サラダも味付けが濃くないから好きなんだ。


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