好きのシグナル
10年間以上一緒にいたのに、知らないことがまだあるんだな。


そうこうしているうちに、学校に着いた。


8時32分。


2分間に合わなかった…


ちらっと後ろを振り返ると、今にも泣き出しそうなみはなの顔があった。


「ごめんな…間に合わなかった…」


ハッとしたみはなが、


「え!?あ、ううん、大丈夫だよ。もとは私が悪いから。」


いやいや、全く大丈夫じゃないっしょ。



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