あなたを忘れたくて、忘れたくなくて。
なぜこんなことになっているのかというと。


それは遡ること1ヶ月前…


いや



8年前、中学に入学したときから遡るべきか…。





8年前

中学に入学した私は恋愛とはどういったものなのか、よく分からずにいた。

当然も当然。

中学生で恋愛を理解するものなど「マセている」と言われる現代の子たちでもそうはいないだろう。



初恋は保育園の時。

とはえい仲良く遊んでくれる優しい男の子が好きと思っていたにすぎない。

そこには独占欲も嫉妬心も愛情もない。




私の中学は、私が通っていた小学校と、隣の小学校、この2つが合わさってできていた。


今まで下の名前で呼びあっていた異性の友達も、

突然苗字呼びに変わり、

それぞれが異性を異性として意識しはじめるようになっていった。



私はとにかく恋多き女で、

隣のクラスのサッカージュニア日本代表の噂をもつ男の子に恋をしてみたり、

同じバスケ部のかっこいい先輩に恋をしてみたり、

2年にあがり後輩が入ってきた時には、
同じ小学校でかわいがっていた後輩に恋をしてみたり、


と、


とにかく恋愛という本質がよく分からず

誰が好きあの人がかっこいい

そう騒いで盛り上がることに楽しみを感じていた。









そう、ここまでは至って普通の女子中学生のお話。




私の人生が狂い始めるきっかけのなったのはあの日…





そう、彼を意識し初めた、中学2年の席替えの日____




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