コイノヨカン
交際100日
渉さんの誕生日以降、週に1度のデートが復活した。
以前は週末だったのが、平日の夜になったり、時には離れで2人過ごすことも。
それはそれで楽しかった。
借りてきた映画を見たり、時には隣に座って仕事をする渉さん。
すぐ近くにいることに違和感も緊張も感じなくなりつつある。
「明日、食事して帰ろうか?」
「いいけれど、何かあるの?」
「付き合って100日だろ」
付き合ってって、言っていいんだろうか?
「仕事が終わったら、待てってくれ」
最近ますます忙しくなっている渉さん。
明日だって、大きな会議がいくつも入っているのに。
「無理しなくても、週末でいいのに」
「明日、行きたいんだ」
渉さんは引きそうにない。
まあ、私はかまわない。
と言うより、そんな風に言ってくれる渉さんの気持ちが、嬉しい。
所詮、あと数ヶ月で終わってしまう関係。
分かっていても、今の時間を大切にしたいから。
「じゃあ、楽しみにしてる」
以前は週末だったのが、平日の夜になったり、時には離れで2人過ごすことも。
それはそれで楽しかった。
借りてきた映画を見たり、時には隣に座って仕事をする渉さん。
すぐ近くにいることに違和感も緊張も感じなくなりつつある。
「明日、食事して帰ろうか?」
「いいけれど、何かあるの?」
「付き合って100日だろ」
付き合ってって、言っていいんだろうか?
「仕事が終わったら、待てってくれ」
最近ますます忙しくなっている渉さん。
明日だって、大きな会議がいくつも入っているのに。
「無理しなくても、週末でいいのに」
「明日、行きたいんだ」
渉さんは引きそうにない。
まあ、私はかまわない。
と言うより、そんな風に言ってくれる渉さんの気持ちが、嬉しい。
所詮、あと数ヶ月で終わってしまう関係。
分かっていても、今の時間を大切にしたいから。
「じゃあ、楽しみにしてる」