コイノヨカン
「栞奈、返事は?」
黙ってしまった私は、催促された。
「は、はい。よろしくお願いします」
箱の中身は、カップルリング。
それも、今人気のブランドの物。
これを渉さんがどんな顔をして買いに行ってくれたんだろうと思うと、嬉しくなった。
「ありがとう。大切にします」
「うん。すぐに違うリングに変わるから」
「イヤだ、渉さんったら」
フフフ。
2人で笑い合った。
この先も色んな事があるだろうけれど、もう迷わない。
渉さんを信じていこう。
あの照れ屋の渉さんが、わざわざプレゼントを買って、レストランを予約して、サプライズディナーを用意してくれた。
それが私を大切に思っていてくれることの証だから。
黙ってしまった私は、催促された。
「は、はい。よろしくお願いします」
箱の中身は、カップルリング。
それも、今人気のブランドの物。
これを渉さんがどんな顔をして買いに行ってくれたんだろうと思うと、嬉しくなった。
「ありがとう。大切にします」
「うん。すぐに違うリングに変わるから」
「イヤだ、渉さんったら」
フフフ。
2人で笑い合った。
この先も色んな事があるだろうけれど、もう迷わない。
渉さんを信じていこう。
あの照れ屋の渉さんが、わざわざプレゼントを買って、レストランを予約して、サプライズディナーを用意してくれた。
それが私を大切に思っていてくれることの証だから。