コイノヨカン
「お父さん、大事なお嬢さんをお預かりしながら何の連絡もしなかったのは申し訳ありませんでした。お怒りはもっともですし、おっしゃりたいこともおありでしょう。しかし、今は栞奈さんの消息をつかむことが第一です」
ばあさんが口添えしてくれる。
「確かに。今は栞奈を探すことですね」
とりあえず、納得してもらった。
それからは慌ただしかった。
家から実家までの経路をたどってみたり、警察に届けを出したり、みんなができるだけのことをした。
しかし、栞奈は見つからない。
夜になり、朝になり・・・そしてまた夜。
その間仕事など手に付かず、必死に栞奈を探した。
もちろん凛にも連絡を取ったが、海外旅行中とのことで連絡が付かなかった。
怪しい。
どう考えても凛が関わっているとしか思えない。
電話をかけ、メールをしても返事はなし。
香川社長にも尋ねたが、本当に知らない様子だった。
もう、無理だ。
警察に凛のことを話そうと思ったとき、病院から連絡。
火事のあったホテルから救出された中に栞菜がいた。
ばあさんが口添えしてくれる。
「確かに。今は栞奈を探すことですね」
とりあえず、納得してもらった。
それからは慌ただしかった。
家から実家までの経路をたどってみたり、警察に届けを出したり、みんなができるだけのことをした。
しかし、栞奈は見つからない。
夜になり、朝になり・・・そしてまた夜。
その間仕事など手に付かず、必死に栞奈を探した。
もちろん凛にも連絡を取ったが、海外旅行中とのことで連絡が付かなかった。
怪しい。
どう考えても凛が関わっているとしか思えない。
電話をかけ、メールをしても返事はなし。
香川社長にも尋ねたが、本当に知らない様子だった。
もう、無理だ。
警察に凛のことを話そうと思ったとき、病院から連絡。
火事のあったホテルから救出された中に栞菜がいた。