コイノヨカン
そもそも、なぜこんなことになったのか・・・
今日は、私の社会人として初出勤の日だった。
この日のために、大学時代のリクルートスーツとは違う少しきれいめのスーツを何着も用意した。
きちんとお化粧をして、早めに家を出た。
混んでいる電車も寄りかかってくるおじさんも、そんなに嫌ではなかった。
満員電車に揺られて仕事に行く日を、私はずっと夢見ていたんだから。
10代の頃から、早く社会に出て自立したい思いが強かった私。
できることなら高卒で働きたかったところを、両親に反対されしかたなく大学に進学。
高校教師をしている両親は何の文句も言わずに学費と生活費を出し、1年間の留学費用まで出してくれた。
もちろん、そのことには感謝している。
そうやって、やっと社会人になれた。
今日が全ての始まりと、浮かれながら職場に向かった。
私の勤務先は、『マツダグランドホテル』。
国内屈指のグループ企業マツダグループの子会社。
私はそこの秘書課に配属となった。
今日は、私の社会人として初出勤の日だった。
この日のために、大学時代のリクルートスーツとは違う少しきれいめのスーツを何着も用意した。
きちんとお化粧をして、早めに家を出た。
混んでいる電車も寄りかかってくるおじさんも、そんなに嫌ではなかった。
満員電車に揺られて仕事に行く日を、私はずっと夢見ていたんだから。
10代の頃から、早く社会に出て自立したい思いが強かった私。
できることなら高卒で働きたかったところを、両親に反対されしかたなく大学に進学。
高校教師をしている両親は何の文句も言わずに学費と生活費を出し、1年間の留学費用まで出してくれた。
もちろん、そのことには感謝している。
そうやって、やっと社会人になれた。
今日が全ての始まりと、浮かれながら職場に向かった。
私の勤務先は、『マツダグランドホテル』。
国内屈指のグループ企業マツダグループの子会社。
私はそこの秘書課に配属となった。