コイノヨカン
その後札幌に戻り、夕食は地元で人気のフレンチのお店に。
いつもより少しおしゃれをして出かけた。
渉の選んでくれたお店は、高級感があり出てくるお料理も素敵だった。

「なんだか食べるのがもったいないわね」
貧乏性の私が言うと、
「食べなきゃ意味がないだろう?」
真顔で言われ、つい笑ってしまう。

おいしい料理を食べ、ワインをいただき、すっかりいい気分になってしまった私。
いつも以上に酔っぱらってしまって、渉に肩を抱かれホテルに戻った。
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