妖守の常木さん~妖守は彼女を独占したい~


私と常木さんが知り合いだとわかると



「じゃあ弥白さんに案内してもらったほうがいいですよね」と言って私を常木さんに引き渡した。




私だって流石に考える。




ここにきてまで常木さんにお世話になるのはいかがなものかと。




 だから、一人でも回れるよ?と言ったけれどすぐに却下された。



曰く、「一人で繁華街をうろつく人をこの大学に野放しにしておいたら、達の悪い人にいいようにされそうで怖い」とのことだった。




常木さんは私が繁華街にきたことをまだ気にしているみたいだ。


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