妖守の常木さん~妖守は彼女を独占したい~
二度あることは三度ある
常木家
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そういえばもうすぐ夜祭もあるし、妖守の常木さんもうちの学校にきてくれるのだろうか。
祭りごとに妖守の存在は不可欠だから一緒に回ったりできたらいいなと思うが、
常木さんは妖守だから屋上で待機しているに違いない。
それに私はイルミネーションの係もあるから三階の空き教室で待機しなければならない。
常木さんと会えたら少しだけでも一緒にまわろうと誘ってみよう。
学校からの帰り道、そんなことを考え陽気に鼻歌を歌いながら歩いていると、前から真っ赤なリンゴが転がってきた。