妖守の常木さん~妖守は彼女を独占したい~


 しかし常木さんはあんまり甘いものは得意じゃなかったらしい。



「思ってた以上に甘いねえ」と口を拭い、


あろうことか顔が近づいてきて、常木さんの柔らかい唇と重なった。




「……っ!」


「うん、久美ちゃん経由の甘さでちょうどいいや」と変態チックな発言をした。



「だ、誰か見てるかもしれないでしょ!」


 ぷうっと頬を膨らませる。


「誰もみやしないよ、こんな甘い雰囲気、目も当てられないと思う」




 それって、ええ? そう言う問題なのでしょうか。

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