妖守の常木さん~妖守は彼女を独占したい~



神社を出て行く常木さんに真衣は



「またこの神社に来ますか?」と声をかけた。




常木さんは足を止めて振り返る。




「さあ?今日はたまたまここにいただけですから。……どうですかねえ」




全てを煙に巻いて、彼は神社を出て行った。




嘘つきな常木さん。いっつもこの神社にいるじゃない。



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