妖守の常木さん～妖守は彼女を独占したい～

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それから、しばらく私は神社に行くことを控えた。



なんとなく常木さんと会ってもギクシャクしてしまいそうで、もらった連絡先にも電話をかけることはなかった。




神社で私と会った後、違う女の人の接待をしているんだと想像すると、




面白いほどに面白くない気持ちになったから。




だからこんな気持ちになるくらいなら、




もう常木さんと会うのはやめにしようと心に決めたものの………




もやもやとした引っ掛かりがいつまでたっても取れなくて、やっぱり1度だけ千秋神社に行ってみることにした。





私の決心とはその程度なのである、ふやふやのふにゃにゃなのだ。