俺様プリンスとの甘い約束

3、

プリンスプリンセス戦当日



『ねえだれに投票する~?』


『そんなのルーカ君に決まってるじゃない。』



こんな会話がいたるところから聞こえてくる。俺の根回し作戦が功を奏している模様。



「いいね~。余裕で。」


「うわっ、マサびっくりさせんなよ。」


「別にさせたつもりないけど。」


「させたつもりは無くても相手がびっくりしてたらダメなの。」


「え~、めんどくせーな。ま、せいぜい今日の選挙頑張るんだな。くららのためにも。」


「え、」

なんだアイツ。今まで全く触れてこなかったから知らないのかと思った。
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