俺様プリンスとの甘い約束

4、

「妹よ、リムジン乗るぞ」

「お姉ちゃん....。これから毎日お迎えがあるの?」

「もちろん!私たちを何だと思ってるの?この学園の大切なプリンセスよ!」


ううーーお姉ちゃん、そんなに力強く言わないで....。でもそんなつぶやきがお姉ちゃんに届くはずもなく....。


「さぁ、乗るわよー!」

力強い足取りで行ってしまった。

「あ、ナーナまた明日ね...。」

「うん。くらら、頑張ってね?」

「やっぱりナーナは天使----。私がんばるねぇーーー。」

半泣きで別れた私はお姉ちゃんの後を追ってその素晴らしいリムジンに乗った。
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